八王子版 掲載号:2017年8月24日号 エリアトップへ

上川の里で「念願」初行事 産廃場白紙から7年 

文化

掲載号:2017年8月24日号

  • LINE
  • hatena
上川の里を案内する高野さん
上川の里を案内する高野さん

 市北西部にある緑地「上川(かみかわ)の里」で7月、初めての催しが行われた。「やまゆりフェスティバル」と題したイベントには9日間でおよそ350人が来場。メインの15日は様々なステージが展開され、賑わいをみせた。実はこの地は9年前、産業廃棄物処分場になる計画が持ち上がった場所。地元住民の力で「守った里山」であり、イベントの開催は住民らにとって、ここ数年間の大きな目標だった。

 「感謝の気持ちを込めて企画しました」。里山を見守り、上川の里づくり運営委員会の会長を務めた高野誠三さん(上川町在住・69)は笑顔で振り返る。

 里山は、かつては田んぼが広がっていたが、20年ほど前から使われなくなっていた。「荒れた」状態が続いていた時、「産廃処分場建設」の話が飛び込んできた。

 「何とか守らないと」。地元3町会では2008年、反対同盟を結成。集会を繰りかえし、400人近くで周辺の秋川街道をデモ行進するなどした。

 それらの活動の結果10年、業者は建設を断念。市は11年、用地の一部を買い上げ特別緑地保全地区とした。その後、町会では上川町緑化保全等対策実行委員会(現・上川の里づくり運営委員会)を組織し「里山を維持していく」体制を整えた。毎月環境整備の日を設け、草刈りや道の管理など、保全を続けている。

「戻って良かった」

 保全活動をする中での励みの一つとして「イベントの開催」を企画した。「たくさんの人が集まる場所になれば」と夢を描きながら、市制100周年にあたる17年の開催をめざし15年から準備をスタートした。

 イベントにむけ「やまゆりの里」という「ご当地ソング」も制作した。地元住民が作詞を担当し、里山に咲くやまゆりを「大事に育てよう」と呼びかける。フェスティバル当日は創作ダンスをバックに、町会長が夫婦で歌い上げた。

 「当初は自然公園になればと思っていましたので、そこに至らず残念な部分はありますが、自然が戻って(公有地化されて)良かったです」と高野さん。一昨年トイレが設置され、この春には木道が整備された。今後は市民が里山の仕組みを体験・学習する場や、ハイキングなどレクレーションの場になればと考えている。

やまゆりフェスティバルでの「やまゆりの里」披露のステージ
やまゆりフェスティバルでの「やまゆりの里」披露のステージ

八王子版のトップニュース最新6

もう一度 麦畑を

川口地区

もう一度 麦畑を 社会

経営者ら かつての種栽培

1月20日号

東高校が決勝進出

観光動画コンテスト

東高校が決勝進出 文化

同世代目線 題材は高尾山

1月20日号

フェンシング 全国Ⅴ

東浅川小島村君

フェンシング 全国Ⅴ スポーツ

小学3・4年の部で

1月13日号

八王子市が金賞

シティプロモーションアワード

八王子市が金賞 社会

市民参画など評価

1月13日号

生理の不安 なくしたい

生理の不安 なくしたい 教育

学内に無料ディスペンサー

1月6日号

イオンモールが出店

八王子インター北

イオンモールが出店 社会

2025年春開業予定

1月6日号

あっとほーむデスク

  • 6月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 12月3日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2022年1月20日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook