旭町にある医療法人社団おなか会おなかクリニック(村井隆三院長)が昨年12月、多摩信用金庫主催の「多摩ブルー・グリーン賞」を受賞した。
この賞は地域の中小企業の優れた技術や経営手腕を評価し表彰するもの。同クリニックは「ピロリ菌スクリーニング検査の普及活動」が評価され経営部門である「グリーン賞」を受賞した。村井院長は「アピールできて嬉しい。1社でも2社でも我々の考えに賛同してもらえれば」などと喜んだ。
胃がんリスク減へ
同クリニックでは組織内のNPO法人を通じ、2014年から胃がんの原因であるピロリ菌の感染チェックおよび除菌を推奨しコンサートを企画するなどもし啓蒙活動に力を入れている。村井院長は「20歳代で感染を発見し除菌すれば、本人のリスク軽減はもちろん、妊娠・出産前でなら次世代への感染もブロックすることができる」と、若い世代へ訴える。また「社員や家族を胃がんでなくさないために」と、企業の雇い入れ健診の際での実施も呼びかけている。
872人に実施
なお検査は同年5月から17年10月までで合計872人が行った。同クリニックだけでなくNPO法人の賛助会員による医療機関でも受けることができる。
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