アイドルグループ「AKB48」の元メンバーで飲食店オーナー、タレントとして活動する 内田 眞由美さん 八王子市出身 24歳
強い自立心 「道」開拓する
○…新宿区で経営するAKB時代に開いた焼肉店はもうすぐ5年目に入る。同じくグループを卒業し、タレント活動を続けている元メンバーなどをスタッフとして迎え、「アイドルに会える焼肉屋さん」として人気を集めている。「実家が精肉店なので肉の仕入れルートがあった」ことなどからこの業界に。「味を求めて来店してくれるお客さんを増やしていくのが課題です」。常に手さぐり状態、と話す。
○…「自分でお金を稼ぎたかったんです」。中学生の時。就ける仕事は限られ、「ならアイドルに」と芸能界へ。だが、グループが上昇気流に乗った後も自身は下積みが続いた。「悔しかった。鼻っ柱を折られました」。転機は2年目。ジャンケンで1番になればグループのセンターに立てる、という企画で勝ち、第一線で活躍するように。「一匹狼的だった自分が仲間の大切さを知ることができた時間でした」
○…経営者とタレントの割合は五分五分と話すが、「お店のPRになるのならタレント活動をします」と冗談めかすように、常に頭にあるのはお店の経営。1年半前に始めたゴルフもその一環。楽しむ、よりも年齢が倍以上離れた経営者らとの接点を増やし「学び」を得るために続けている。「人の縁は自分でつくっていくもの、と知った。得るものが多いんです」
○…弱みを見せず歩み続けてきた。が、八王子に戻る時は気持ちが緩むという。心に残るのはAKB時代、同じ八王子出身でグループのリーダーだった高橋みなみさんと電車で帰宅、語り合ったこと。「周囲に気を使う一方で自分の意見を言える方」。そんな尊敬する人を目標に自身もリーダー道を追求したい、考えだ。「いずれ他の事業も」。強い自立心を武器に、挑んでいく。
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