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剣道竹松さん復活V 89歳 都大会で3年ぶり

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掲載号:2018年12月13日号

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金メダルを手に満面の笑みを浮かべる竹松さん
金メダルを手に満面の笑みを浮かべる竹松さん

 八幡町在住の竹松健さん(89)が11月に新宿区で行われたシニア剣道大会(東京都高齢剣友会主催)に出場し、個人戦80歳以上の部で優勝した。過去に5大会連続で都大会を制すなど、輝かしい実績を残してきたが昨年、一昨年は金メダルから遠ざかっていた。改めて自分の剣道を見直し臨んだ今年、見事「復活V」を成し遂げた。

シニアの部 優勝多々

 60歳以上を対象に競われる「シニア剣道」。竹松さんはこれまで都大会で合計25回、全国大会で9回の優勝経験がある。剣道教士7段。他にも居合抜刀道範士8段などの段位を持つ。

 剣道を始めたのは10歳のとき。長野県にルーツがあり400年前から続く竹松家は「武道一家」で、竹松さんは父親の勧めで平岡町の吉沢道場に入門した。「とにかく基本練習をたくさん繰り返しました。それが今につながっています」と現在の強さは少年時代の稽古によって培われたものと説明する。練習は「皆勤」で、道場へは30分前に行きいつも雑巾がけをしていたそう。

 実家は商店を営んでおり、剣道は成人しても家業を継ぎながら続けた。そして1984年、55歳のとき「八王子剣心館」を立ち上げ。「剣道は昭和40年代が全盛でした。2つの道場で合計320人を教えていました」。自宅を兼ねた道場で現在、館長として4歳から88歳までおよそ50人の弟子を指導している。

敗北 在り方見直す

 60歳を過ぎたころ、まわりの勧めで大会へ出場するようになった。シニアにおいても「1/40秒の間を読んで勝負する」世界で30年近くにわたり、数々の大会を制してきた。しかし一昨年、都大会でまさかの2回戦敗退。「加齢に伴う、体力の低下と気力の劣化。動悸、息切れもありました」と振り返る。「もうダメだ」とも思ったそう。

 そこで竹松さんは自分の剣道の「改良」に取り組んだ。竹刀の長さを調整し、自分の正中線、重心を考え直すなどしたそう。「己の剣の在り方について、89歳になって発見しました」。この飽くなき向上心が復活の快挙へ導いた。

 長寿、健康の秘訣については週4回の練習の他、「量は少ないですが色々なものを食べます。素食ですね。山芋、蒟蒻など子どもの頃食べていたものが好きです」と話す。地元の奉仕団体ロータリークラブに所属しており、例会は45年間、こちらも「皆勤」だそう。

 戦時中、米軍の攻撃で2度命を失いかけたことがあった。60代で心筋梗塞を患い、10年間剣道から遠ざかったこともあった。「3度死にかけたので『怖くない』。捨て身で戦えるようになりました」と、強靭な精神力の秘密を自信たっぷりに話す。目標は生涯現役だ。

道場で指導する竹松さん
道場で指導する竹松さん

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