八王子版 掲載号:2019年3月7日号
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学校間結び、「知の還元」も コンソーシアム 設立10年

教育

 25に及ぶ、大学や短期大学、高等専門学校と八王子市などで構成される「大学コンソーシアム八王子」が設立して10年。学校間のつながりを生み、学生と地域を結ぶ役割を果たしてきた。増加が見込まれる外国人留学生の支援にも各学校の知を集結して対応していく考えだ。

 同団体は2009年、高等教育の充実や地域社会の発展を促すことを目的に設立。それまで「横のつながり」が薄かった各学校間を結んで学生による、研究発表会やイベントの開催を後押しし、学生たちが高めあう土壌をつくってきたほか、各学校から専門家を講師として招き、市民向けの生涯学習講座を主催するなど、加盟学校から地域への「知の還元」を進める橋渡し役を務めてきた。

 団体事務局の岩田充さんは「補助金を出し、学生が地域の課題解決にあたる取り組みも行ってきたが、学生は地域の方々に育てられ、地域は学生から新しい刺激を得てきたようだ」と取り組みの成果をみる。

留学生支援も強化

 外国人労働者の受け入れ拡大を目指す国の方針もあり留学生の増加が見込まれるなか、この4月に11年目に突入するコンソーシアムに求められることの一つが、外国人留学生支援の強化だ。

 昨年11月に、加盟大学に通う留学生を招き座談会を開催。それぞれの考えを聞くなどしたほか、12月には法務省の入国管理局職員らを招いた、留学生に関わる法整備について考える勉強会を加盟大学などに向けて開くなど、留学生支援に関する加盟学校の「知」を増やす取り組みを積み重ねている。

 25年までに留学生の年間受け入れ人数、千人を目指す東中野・中央大学の担当者は「グローバル戦略を進めるなか、コンソーシアムさんに協力してもらい、留学生が充実した学生生活を送れるようにするための準備を進めていきたい」と話す。

 設立時から、団体の会長を務める片倉町・東京工科大学の軽部征夫学長は「留学生の支援強化は八王子の国際化にもつながると考えている。的確な支援を行い、全国的にみても当コンソーシアムの取り組みが留学生支援の良き事例になるようにしていきたい」としている。

イベントで登壇する軽部会長(右)。隣は石森孝志八王子市長
イベントで登壇する軽部会長(右)。隣は石森孝志八王子市長

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