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八王子国際協会 外国人の相談乗り10年 「拠り所」として期待増す

社会

掲載号:2019年4月11日号

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会を支える面々(左から理事の杉山光右さん、平野さん、貝嶋さん)
会を支える面々(左から理事の杉山光右さん、平野さん、貝嶋さん)

 八王子市内在住外国人の支援にあたっている「八王子国際協会」が活動を始めて10年になる。今月、外国人労働者の受け入れを拡大する制度がスタートするなど、増加が見込まれる外国人らの「拠り所」としてその活動には期待が高まっている。

 設立は2008年7月。「外国人の相談窓口を」という八王子市の呼びかけに対し、市内で国際交流を果たすことを目的に活動していた複数の市民団体が集まり発足。

 以来、母国の住民票を八王子へ移すところから、市内の、医療や就業、子どもの学校のことなど、市内に住む外国人が八王子で不便なく暮らせるように相談に乗ってきた同会。場合によっては行政書士などの専門家の協力を得て問題解決にあたっている。

 「会は、国際交流を目的とした企画を考え実行するなどする会員と、通訳などをこなす語学ボランティアと呼ばれる方々で構成されています。それぞれ300人程度の方がいらっしゃいます」と理事長を務める平野吉三さん。相談に来た外国人がその後、会への感謝の気持ちをもって、語学ボランティアとして「戻ってきてくれる」ことも少なくないのだという。

 「ありがたいことです。語学ボランティアは今、20カ国語以上に対応。その約4割は外国の方なんですよ」と平野さんは目を細める。

来月、NPOに

 会は今、過渡期を迎えている。

 来月下旬には、任意団体からNPO法人として再スタートを切る予定で、「形」を変える理由の一つが資金面。現在は、市の補助金を中心に会費などによって会を運営しているが、「団体としての地位」をあげ、寄付や市内企業の支援を受けやすくしたい考えがあるのだという。

 その背景には在住外国人の増加がある。

 今月、国の施策として外国人労働者の受け入れが拡大したほか、海外留学生の受け入れ強化を打ち出す市内大学があるなど、昨年12月末時点で、112カ国、約1万3千人が住む八王子の外国人の数は今後増え続けると考えられることから、そのための「対応力」強化は欠かせないものになっている。「今後は、目的がなくても外国の方々が気軽に立ち寄れる場所などもつくっていきたいんです」と事務局長の貝嶋康文さん。

 その場で在住外国人らが日本人と交流することで日本語が上達したり、ネットワークが広がることで災害時などに協力しあえる関係が生まれれば、と話し、平野さんは「他の地域から参考にされるような、外国人支援を行う団体を目指していきたい。価値ある活動をしていきたいですね」と意気込んでいる。

中心となる団体

 そんな会を、八王子市は「国際協会さんは、外国の方々と共生していくうえで八王子の中心となってくれている団体。これから、市内に住む外国人が増えていくと考えられるが、今後とも力を貸してもらいたい」とし、団体として力を高めていくことに期待を寄せている。

市民と外国人の交流を促している
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