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「通学児童を守れ」活動続々 各地で事故多発、市内に動き

社会

掲載号:2019年7月25日号

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「交通安全呼びかけボード」を手にする大塚さん(左)と同隊の高山愛さん
「交通安全呼びかけボード」を手にする大塚さん(左)と同隊の高山愛さん

 全国的に多発している子どもたちの通学路での事件・事故を受け、八王子市内でも子どもたちの見守り強化を図る動きがある。新たに交通安全を呼びかける団体を結成したり、既存の散歩ルートの安全性を確認するなど、行政、保護者らが活動をスタートさせている。

 「はい、青になった。渡って」「そこは危ないよ」-。今月、鑓水小学校(鑓水)周辺の朝の風景が少し変わった。

 各地で子どもたちの使う通学路での事件・事故が増えていることなどから、南大沢警察署(南大沢)の委嘱を受け、同小学校保護者らが通学路の見守り強化を目的とする「通学路安全運転呼びかけ隊」を結成。事故が起こりやすい交差点などで子どもたちのほか車を運転するドライバーへの交通安全の呼びかけを開始したのだ。隊には学校近くのマンション住民らも名を連ね、児童が登校する時間に通学路に立つ。「月に何度か、お巡りさんが来てくれるようになり、見守りの現場により緊張感が出るようになりました。それがドライバーにも伝われば」と隊の代表を務める大塚里奈さんは話す。

機運の高まり期待

 南大沢署によると、この5年間で管内の交通事故発生件数は減少傾向にあるものの、小学生の事故は増加が見られるのだという。

 「子どもたちが事故に巻き込まれるケースがほとんどです」と同署の赤松秀和副署長。新築の住宅が多い地区だけにこの近年、子どもの数が増加していることが背景にあるようだ。

 隊の結成に対して赤松副署長は「交通安全に対する地域の機運が高まる。この取り組みが好例として市内全域に広がれば」と笑顔をみせる。

行政も

 一方、八王子市も子どもたちの見守り強化に乗り出している。

 5月に滋賀県大津市で起こった通学路での事故を受け、その翌日には市内、幼稚園と保育園の散歩コースの安全確認作業を開始。各園からの情報をもとに危険個所を策定し始め、現在市の担当者が市内警察署の署員らと共に実際にコースを歩き、その安全性の調査を行っているところだ。「大津の事件ではガードレールが無かったことも被害を大きくした。そのようなことにならないように点検を繰り返し、改善にあたっていきたい」と担当者は力を込める。

 また、市独自の取り組み、「スクールガード・リーダー」と呼ばれる主に警察OBで構成される有償ボランティアの働きにも期待が寄せられる。学校や通学路を巡回し、子どもたちや学校だけでなく、地域のボランティアにも交通安全や犯罪防止に関する助言をおくる役割を担う。

 「ガード・リーダーさんたちのおかげで事件・事故を未然に防ぐことができているとこともある」と市担当者は話し、市内小学校1校につき、最低1人はリーダーを配置したい考えなのだという(現在は市内69校のうち49校に配置)。リーダーを務める馬渕政則さんは「これから夏休みに入るが、不審者が多く出現する時期。子どもたちには防犯ブザーをもって外出するようにしてもらいたい」と話している。

「呼びかけ隊」には警察官が参加することも
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