八王子市内の曹洞宗寺院に属する若手僧侶らが名を連ねる団体「一歩の会」が29日、初沢町の高乗寺で地域住民らを招いたイベントを開いた。
「お寺を身近に感じてもらいたい」と企画されたこの催しは毎年の恒例行事となっているもので、参加した地域住民らは精進料理を味わったほか、坐禅やヨガの指導を受け、厳かな雰囲気を楽しんでいるようだった。
初参加という小学生の一人は「座禅では足がしびれてしまい大変だった。精進料理のおにぎりとけんちん汁はすごくおいしかった」と笑顔を見せていた。
見守った同会の細川浩徳会長(南浅川町・春泉寺住職)は「皆さんに楽しんでもらえたようで良かった。特に精進料理は好評だったよう。お坊さんの手作りにこだわりました」と話していた。
細川会長に聞く
――イベントを開催してみて
「地域とお寺のつながりを深めるため開催したのですが、多くの方にご参加頂き、たくさんの笑顔を見ることができたのでほっとしています。参加頂いた皆様には、お寺を身近に感じて頂けたと思いたいですね」
――11月10日(日)にも高乗寺さんで催しを開催されるそうですね
「はい。今回のもののスペシャル版のような形で開かせて頂きます。当会の50周年記念としてのイベントとなります」
――見どころは
「”フェス”として開催するところですかね。今回のように坐禅やヨガの指導を実施させて頂く一方で、お寺の前に数多くの露店が並ぶなど、お祭りの要素が強い催しとなる予定です。当日は、当会が支援にあたらせて頂いてきた東日本大震災・被災地の方々も来場し、現地の肉や野菜などを並べる物産展を開いてくれます」
――限定の御朱印も登場すると
「イベント内で実施させて頂くスタンプラリーで全てのスタンプを集めた方に、フェス限定の御朱印を差し上げる予定です。また、その他にも数多くの企画を考えておりますので、より多くの皆様にご来場頂きたいですね。当日は、高尾駅から無料送迎バスも出ますのでご活用下さい」
八王子版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|