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市シルバー人材センター 周知強化、「会員の場」広げる 催しや交流拠点を設置

社会

掲載号:2019年9月12日号

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昨秋、初開催されたイベントに集まった会員ら
昨秋、初開催されたイベントに集まった会員ら

 60歳以上の八王子在住者に就業機会を提供している「八王子市シルバー人材センター」(大横町)が改革を進めている。昨秋に、活動のPRを兼ねたイベントを初開催したほか、先月には下柚木に会員の交流場を開設するなど、活動をより周知し高齢者の活躍できる場を広げている。敬老の日(16日(祝))を前にその活動を見た。

 同センターは1976年、高齢者の就業ニーズの高まりなどを受け、高齢者の労働と福祉両面をカバーする非営利の団体として前身が開設。就業を希望する高齢者に会員として登録してもらい、企業や行政などから依頼のあった仕事を紹介する業務にあたってきた。

 その目的は高齢者の生きがいづくり。やりがいをもって仕事にあたり、同じ業務に就く高齢者らと交流できるように、と活動している。

 「法改正などにより、団体の形は変化してきましたが、業務の根本は同じままです」とセンターの菱山尊千代さん。2011年からは公益を目的とする事業を行う法人(公益社団法人)として業務を進めている。

「新しい顔」に

 改革が進み始めたのが2年ほど前。現場の責任者である、常務理事や事務局長が「新しい顔」となり会員の登録者数を伸ばす活動に力を入れ始めたのだ。

 その一つが昨秋、センターの活動を周知する目的で初開催したイベント。活動の周知を目的に施設のある大横町内の公園で、センターの仕事を会員に実演してもらう企画などを実施した。「刃物研ぎや賞状の文字を書く仕事などを披露してもらいました。盛況でその後、会員登録に関する問い合わせが増えました」と菱山さん。

 また、今夏には下柚木に会員同士が交流できる施設を開設し、高齢者が仕事を通さずに新たなコミュニティを形成できるようにした。「その他、看板を増やしたり、HPをリニューアルするなど、以前よりも外に向けて発信するようになりました」

課題も

 ただ、課題もある。昨年度の都内シルバー人材センターにおける女性会員の割合は平均35%なのに対し、八王子は23%。女性の会員数が伸び悩んでいるのだ。「女性会員向けの仕事が少ないことが要因の1つになっていると思います」(菱山さん)

 そのため、女性会員で組織されるセンター内委員会のなかで希望職種に関するアンケートを実施し、その上位にきた職種の求人を増やすように検討を始めるなど、改善に向けた取り組みを始めているところなのだという。

 委員会に参加する理事の設楽和子さんは「技術をもった女性は多い。より多くの方が力を発揮できる環境になっていけば」と改善へ期待を寄せている。
 

新しい取り組みについて話す廣瀬和宏・事務局長(右)と菱山さん
新しい取り組みについて話す廣瀬和宏・事務局長(右)と菱山さん

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