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村内館長、智内を語る

文化

掲載号:2020年2月20日号

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1990年に描かれた《はる》を紹介する村内館長。花見をテーマとしたものだそう
1990年に描かれた《はる》を紹介する村内館長。花見をテーマとしたものだそう

 バルビゾン派など19世紀のフランス絵画を中心に約140点を常設する。その村内美術館(左入町)に唯一展示されている「日本人」がいる。洋画家、智内(ちない)兄助(きょうすけ)だ。

 智内はこれまでパリで6回、個展を開いている。「最初はロスチャイルド(財閥)が観に来たそう。モロッコの王様が買い占めたこともあるようです」。本人と親交がある村内道昌館長はそう話す。

 30年ほど前、画商が智内の作品を売り込みにやってきた。ただ、美術館の展示は海外作品のみ。村内さんは「不思議な絵」という印象で購入したがそのまま、倉庫にしまった。

「別格。日本代表に」

 7、8年前、別の画商が別の作品を持ってきた。とても大きく「代表作」というので購入した。するとその後、「なぜか集まる所に集まるように」(村内さん)。そして2013年、ついに展示に至った。

 昨年末、《はる》が手に入り、これで智内の代表作が「全て揃った」という。海外の専門誌は「過去と現代の希望。詩的で神秘的」などと智内(の作品)を評価する。村内さんは「彼は別格。このおどろおどろしさは想像を超えています」と絶賛。「これから日本を代表する作家になる」と確信している。

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