(西原)「その緑地では今年ももうじき、学生らは地域の皆さまと一緒にタケノコ掘りをするのではないかな。地域の方から教わった掘り方を子どもたちに教えるなど、学生にとって学びの多い機会になっているようです」
――大学構内は一般開放されているんですね
(山下)「はい。入試の時などを除いて開放しています。大学内のレストランなどは地域の方にも人気のようです。保育園の子どもたちがお散歩にやってくることもありますね」
(西原)「私はジョギングをしている方を見かけたことがあります。大学では標本などの一般向けの展示会を開催することもあります。気軽に立ち寄って頂ければと思います」
――地域の拠点として期待が高まっています
(山下)「ありがたいことです。ただやはり我々の使命はより優秀な学生を社会へと送り出すこと。当大学らしい話し合いながら解決策を導けるリーダーを輩出することが1番の社会貢献と考えています」
(西原)「うちの学生はまじめな子が多いからね。”優しいリーダー”を生みたい。上野淳学長もよくおっしゃっていることです」
(山下)「地方から当大学へ入学する学生は八王子で暮らすことが多いのですが、街の環境を気に入っているという声を聞きます。これからも地元の皆さまには、温かい目で学生を見守って頂ければと思います」
「うちは変えません」
そんな首都大学の名称変更により、「どうなるの?」と密かに話題となっているのが大学構内の定食屋さん「トムの食堂と売店」。実は同店、英語で首都大学東京を表すTokyo Metropolitan Universityのそれぞれの頭文字、T・M・Uからトムという名称をつけたことから、「トムさんも名前を変えるのでは」と注目されているのだ。
店主の渡邉正博さんは「変えませんよ。皆さんに認知されていますし」と笑顔。ただ同店は昨年、営業時間を入試時などを除いて「休みなし」にし麺類を取り扱うようになるなど、”中身”は大幅にリニューアル。「多くの方に喜んでもらいたいだけですよ。一般の方も大歓迎です」と渡邉さん。そして、3月中は子ども連れのお客さんに対し全メニュー100円引きで提供します、とも話している。
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