気象庁による梅雨入り発表前、ツイッター上である「ダニ」の物語が話題となっていた。市の観光ＰＲ特使であるロックバンド「フラチナリズム」ボーカルのモリナオフミさんが、５月末日から６月12日にかけて自身のアカウント上に連続投稿していた１分程度の動画「タカラダニのタカラくん」だ。
タカラダニ＝写真＝は４月中旬から梅雨入り頃まで日本各地でコンクリートなどに発生する。動画にある物語は害虫とされているダニと男性の会話劇だ。ダニのタカラくんは歌手という夢を叶えるべく奮闘するが、梅雨入り宣言とともに姿を消した。ファンは最終回の「名前を付けてもらたこと、忘れない」と歌う場面に「涙を誘われ、名残り惜しかった」と語った。
作者のモリさんは幼少期から生き物に興味があり、作品は生き物と人間の共存をテーマに制作したという。
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