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イノシシ出没 農家がっくり 高月地区 米収穫に影響

文化

掲載号:2020年10月15日号

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コンバインを使った稲刈りの様子
コンバインを使った稲刈りの様子

 高月町の田んぼで、9月20日から10月10日にかけて、八王子産ブランド米「高月清流米」の稲刈りが行われた。今年はその前に「初めて」イノシシによる荒らし被害があり、収穫量が減少した。

 清流米が生産されているサッカーコート4面分にあたる、5ヘクタールの田んぼからは、30kgの米袋にして約380袋分が収穫される見込み。今年は7月に長雨、8月には気温の高い日が続いたため、収穫量は昨年から7パーセント減少したという。味について高月営農集団清流米部会長の石川研さん(67)は「例年と変わらず、うまみがある」と話す。

3%食い荒らす

 稲の収穫直前の9月上旬、清流米の田んぼでは、イノシシ被害が10件あったという。収穫量全体の3パーセントが食い荒らされた。石川さんは「高月町の、山間にある畑でイノシシが出ることはこれまでもあったが、田んぼで出たのは50年間農業を続けてきて、初めての経験」と語った。

 市の獣害対策課によると、高月町全体におけるイノシシ被害の問い合わせ件数は今年に入って7件と、昨年1年間の3件を上回っている。また、捕獲件数も12件と、昨年1年間の5件を上回る。市は、見回り活動の強化、捕獲檻の増設などで対応する。石川さんらは電気柵を立てることを検討しているが、広範囲にわたるため、導入方法を模索している。

 石川さんは、「収穫直前にがっくりきた。イノシシは稲穂を食べずに田んぼの稲をなぎ倒すこともある」と困った表情を浮かべた。イノシシが出没した原因について市は調査中、石川さんも「わからない」としている。

30年前ブランド化

 高月地区では古くから米の生産が行われていたが、米の流通規制が緩和されたことを機に、30年前、地元生産者により「高月清流米」としてブランド化された。現在は6人で生産をしている。

 米は多摩川の栄養を含んだ地盤を活かし、大岳山(標高約1266メートル)から流れる秋川の水により育てられる。農薬、除草剤を減量し、有機肥料を使って生産する。「農薬の散布は年に1回にしているため、田んぼの中にはトノサマガエル、クモ、へビなど豊かな生態系が築かれている」と石川さんは説明する。その米の味については「有機肥料を使っているために甘みが強い」と話す。

イノシシ捕獲用の檻=提供写真
イノシシ捕獲用の檻=提供写真

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