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南大沢・樋口さん 「年末年始賑やかに」写真展10周年 聖蹟で12月 テーマは高尾山

文化

掲載号:2020年11月26日号

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先行展示している599ミュージアムで作品「東高尾山稜」(2013年)をバックにカメラを持つ樋口さん
先行展示している599ミュージアムで作品「東高尾山稜」(2013年)をバックにカメラを持つ樋口さん

一部を先行

 南大沢在住の樋口徹さん(74・フォトマスター1級)による恒例の写真展が今年、10周年を迎える。京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター(多摩市)のギャラリーを会場に、年末年始の期間に実施し2011年から続いているもの。今回のテーマは「高尾山の四季」で、期間は12月24日(木)から来年1月12日(火)まで(1月1日のみ休館/入場無料)。展示に先駆け12月15日(火)まで高尾599ミュージアム(高尾町/入館無料)で一部を先行公開している。

 樋口さんは定年後、趣味でカメラを持つようになり2009年から撮影を目的に高尾山へ頻繁に通い出した。当時は東京スカイツリーの建設が進む中で、樋口さんはその様子を山頂などから撮影。新聞社へ投稿掲載したところ、テレビ局から取材を受けるようになった。それが「のめり込んだ」きっかけという。

2メートルも

 そのスカイツリーの写真は樋口さんの「展示」の始まりでもある。ギャラリーの存在を認識していた樋口さんは同センターの担当者に展示を打診。すると「ぜひ年末年始を賑やかにして欲しい」とその機会を得た。樋口さんの写真は「大型」であることが特徴の一つで、およそ2メートルのパノラマ写真もあり、展示をするとそのインパクトの大きさからも多くの人の関心をひいた。「都心のギャラリーでは『見にいくぞ』というスタンスでの鑑賞になりますが、ここは普段は写真に接していないようなレジ袋を持った方も足を止めて見てもらえる。その様子はとても嬉しい」と樋口さんは話す。

 なお、樋口さんは展示に際し「全工程」を自分でこなす。撮影、画像処理、プリント、裏貼加工、額装作り、展示作業、案内と、メーカーの「プライベートラボ」を利用しながら作業する。「長く続けられたのは、この安価でできるシステムが大きい。もちろん、奥さんに手伝ってもらっていることも大きいです」と笑う。

35点展示

 大型サイズで展示することについては「4500万画素の高画素デジタル撮影、(総合電機メーカーのエンジニア時代に培った)自分のデジタル処理技術を活かすため。高尾山から見える景色をダイナミックに表現できる」と説明する。今回展示する「たこ杉」は、1枚の写真に見えるが、実は6枚の写真の合成。「1枚単焦点レンズとは一味違う立体感で表現できました。デジタルならではの構図の発展性に魅力を感じています」

 今年6月、高尾山が日本遺産に認定されたこともあり今回初めて高尾山の写真を集めて紹介することにした。パノラマサイズ(長辺1・8メートル)、A0ノビ、B1、A1ノビサイズの35点を展示する。内容は「春の桜、新緑、ビアマウントからの夜景、紅葉映え、山頂からのダイヤモンド冨士」など。樋口さんは「その四季の魅力を再発見していただきたい」と来場を呼びかける。

「感想が励みに」

 展示が10年続いたことについて樋口さんは「来場者に恵まれ、感想を頂いたことはとても励みになりました。感謝申し上げます」とし、「今後も背伸びをせず身近な京王沿線や高尾山で写真活動をしていきたい」と話した。

雪の薬王院=樋口さん撮影
雪の薬王院=樋口さん撮影

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