コロナ禍で様々な活動が制限される中、奉仕団体として何ができるのか―。八王子に5つあるライオンズクラブ(LC)と東京日野LCを加えた330A地区・14リジョン・1ゾーンの会員らで11月30日、「今後、どのように活動していくか」をテーマに話し合った。同地区のチェアパーソン(議長)を務める小方一博さん(東京八王子いちょうLC)にその時の様子などを聞いた。
リモートも併用
クラブ活動の基本ともいえる例会は、感染拡大を受け、12月は半分程度実施できない状況という。「今後はリモートも併用するなど、新しいことを考えていかなければいけない」と小方さん。情報漏洩の危険性に備えて、同クラブでは、独自のリモート会議システムの立ち上げを予定しているという。
コロナが心配され始めた3月頃から、LCでも多くの事業が中止になった。現在、事業を実施するかどうかは、「感染者数での判断は難しい」とし、「国や都の要請があるかどうか」を基準にしているという。「依然として、事前に会場を押さえるなど準備が必要な場合は特に判断が難しい」と話す。
情報交換で継続を
一方で小方さんは、人が集まらなくても活動は可能だと考えている。「例えば留学生への助成事業など。学生がコロナ禍でアルバイトができない中、重要性は増しています」。いちょうLCでは恒例のいちょう祭りでのバザーを中止した分、助成活動を強化した。ほかにも、各クラブで実施(および予定)したものとして「薬物乱用防止」「児童虐待防止」「募金活動」「清掃活動」「寄付活動」などをあげる。
小方さんは「事業を中止にすることは簡単です。しかし、奉仕を通じて得られる充実感が不足すれば、ひいては退会にもつながりかねない。こういうときだからこそ、横の連携をしっかりとって、他クラブと情報交換が重要」と語った。
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