春高、初戦は5日
高校三大タイトルのひとつ、第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)が1月5日から開幕。台町の八王子実践高校女子バレー部=写真=が都代表として出場する。昨年、インターハイと国体がコロナ禍で中止となり、今年度、最初で最後の大舞台を迎える同部は「日本一」を目標に挑む。
* * *
「代表が決まり、正直ほっとした」と、昨秋の都代表決定戦を振り返る大川愛海主将(3年)。同部の春高バレー出場は6年連続、43回目。全国に名が知れる強豪校だが余裕はなかったという。
コロナ禍により、昨年3月から6月まで部活は中止。本格的にチームが始動したのは8月からだった。大川選手と2枚エースを担う黒須咲良選手(3年)は「都内強豪校の中でも練習時間が短かった」と焦りを感じていたという。
そんな中、チームを団結させたのが、自粛期間中のリモートによるミーティング。センターの佐藤莉子選手(3年)は「みんなから『日本一になりたい』という言葉を聞けて、頑張ろうと思えた」と振り返る。
今大会は、新型コロナの感染拡大防止のため、無観客試合に。出場校も登録選手18人以外は会場入りできない。同部の部員は28人で10人が寮で待機となる。黒須選手は「選手のために動いてくれた部員やマネージャーのために絶対に負けられない」と意気込みを語り、大川主将は「シューズを履いて、体育館で練習することが当たり前のことではなかった。バレーができることに感謝して挑みたい」と話す。
初戦は都市大塩尻(長野県代表)。試合は地上波フジテレビで深夜1時25分から放送される。
八王子版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|