新型コロナウイルスの影響で「貧困」「失業」など、様々なことで困っている人を対象とした相談会が開催される。2月26日(金)と27日(土)、会場は明神町の船森公園(子安神社近く)など。弁護士ら専門家も相談に応じ、それぞれの解決をめざす=関連記事あり。
多摩地域で展開 八王子は初
この相談会は法律、生活、労働、健康などについての専門家が、コロナで生活に悩みを抱える市民に応えるもの。昨年4月に市民活動団体が府中で行ったものがベースとなっている。その仕組みを利用し、これまで国立、多摩、狛江、立川で開催されてきた。主催者も相談員も開催地ごとに異なるが、会のフォーマットを有志が引き継ぐ形で各地に広がっている。6地域目となる今回の八王子では、市民団体や専門職に従事する人らで構成する実行委員会が主催する。
実行委員長で犬目町にある延立寺住職の松本智量さんは「この1年、不安の声をよく耳にする。感染しないよう安心のためにとっている『距離』が不安を増やしてしまっている」とコロナにより人間関係が疎遠になることを危惧する。「相談できる場所があること、受け止めようとする人がいることを多くの人に知ってほしい」と来場を呼びかける。
八王子市、市社会福祉協議会が後援。フードバンクなど20団体が協力し、運営を支える。
受付は午前11時から午後3時。公園のほかに近隣にある屋内施設(東町/アミダステーション)も会場としている。会場はパーテーションを設置するなどでプライバシーを確保するという。参加無料。スタッフは「多くの人に開催を知っていただきたい。まわりで困っている人に伝えてほしい」と話す。
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