新型コロナウイルス感染拡大から約1年。感染対策は日常生活の一部となった。
一方、自宅に籠りすぎてストレスや運動不足による健康への影響にも注意が必要だ。外出する際の感染しない、させない行動のポイントを八王子市保健所の渡邉洋子所長に話を聞いた。
【1】すいた時間と場所を選ぶ
「感染対策の基本は『3密(密閉・密集・密接)』の回避は変わりません。加えて、3つのKAN、人との『間(KAN)隔』を開けて、短い『時間(KAN)』で、『換(KAN)気』を心掛けてください。外出先は、空いている時間や場所を選んで楽しみましょう」
【2】混雑した場所での食事は控える
「換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間での食事は、感染リスクが高まります。特に、飲酒や食事をしながらの大声での会話は、唾液が遠くまで飛びやすい。これまでもクラスターは、マスクなしの飲食・会食によって多く発生しています。屋外等でも、食事中は会話は控えめ(黙食)に、食べたらすぐマスク着用(マスク会食)を心掛けて下さい」
【3】体調不良時は外出しない
「コロナと風邪の見分けはつきにくいもの。少しでも体調不良を感じたら、イベントへの出席を控えて下さい。イベントによってはオンラインでの新しい参加の方法もあるかもしれません」
【4】こまめな手指消毒とマスク着用
「屋内でも屋外でも感染対策の基本は変わりません。私たちは、気づかないうちに鼻や目などの粘膜を触っていることがあります。ウイルスは、粘膜を通して感染が始まります。鼻や目や口は、汚れた手で触らない。こまめに手洗いやアルコール消毒をすること、口や鼻はマスクでしっかり覆うことで感染を防ぐことができます」
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