環境分析の企業「環境リサーチ(株)」(飯田哲哉社長/小門町)は八王子図書館に児童書の購入費として30万円を寄付した。「20年継続して寄付したい」と同社。今月14日に市役所で寄付受領式があった。
160冊分
市によると、今回の寄付金をもとに購入する児童書は、中央図書館(千人町)で専用スペースを設けて貸出をする予定。おおむね6〜7月を予定している。
寄贈された30万円は、児童書の数に換算すると160冊程度になるという。図書館に対して本の寄贈はままあるが、金銭の寄付は珍しく、「他の自治体でもあまり聞かない」と市の担当者。「貸出が多くて傷みやすい本を買い足したり、新刊を入れたりと、裁量があるので図書館にとってありがたい」と話す。「特にスマホを持つ小学高学年以前の子どもに、本に触れてもらえる機会を提供できれば」と期待する。
市の計画とも一致
今回の寄付は同社の親会社のトーヨーカネツ(株)(江東区)が創立80周年を迎えることから、グループ企業が所属するそれぞれの自治体に対して行ったもの。100周年を迎えるまでの20年間継続する。八王子においては市が策定している「読書のまち八王子推進計画」で子供の読書活動の推進に関する基本的な計画定があることから、「寄付と市の施策がマッチした」と同社。
飯田社長は「創業して30年以上、八王子でお世話になっている。従業員も半数は八王子市民。八王子の方々と共にあゆんで行きたい」と地域への思いを話した。
八王子版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|