東京五輪聖火リレーの点火式が7月10日、台町の富士森公園で行われた。新型コロナウイルスの影響で公道走行中止となり、八王子市内を含む近隣4市のランナーが参加し、関係者が見守る中、聖火をつないだ。
富士森公園には、八王子市のほか、多摩市、日野市、昭島市内を走る予定だったランナー約100人が参加。自治体ごとにトーチに火を灯しつなぐトーチキスや記念撮影が行われた。
八王子市は最終区間となる第4区、5区を担当。八王子市議会議長の吉本孝良さんが第1走者のトーチに点火した。「病気と闘う子どもに希望を」「陸上競技者として五輪を目指す決意」など、さまざまな思いを持ったランナーたちが聖火をつないだ。
最終ランナーを務めたのは、市内出身で北京、リオ五輪メダリストの柔道家、中村美里さん。ステージ上の聖火皿へ聖火を灯し、式典を締めくくった。出席していた石森孝志市長は「57年ぶりに再び聖火が八王子に灯され、嬉しく思う。希望の光で各地域をつないでもらえれば」と話した。
「物足りない」声も
新型コロナウイルス感染症対策として、式典は非公開で実施。公園の外には式典の様子を見ようとする人が集まった。50代男性(元本郷町在住)は「全然物足りない。楽しみにしていたが残念。このままで五輪は盛り上がるのか」と不安げ。また、20代女性(台町在住)は「滅多にない機会。近くで見たかった。競技はバスケと野球に注目したい」と期待した。
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