チア界発展させたい

　○…プロバスケの試合で会場に華を添えるチアリーダー。試合前後などにある彼女たちのパフォーマンスを温かく、そして厳しく見守る。「今はコロナ禍でマスクをしていて表情が伝えづらい。だから、こちらからお客さん一人ひとりをしっかり見るように」。チームのチアがスタートし５年。ずっとディレクターを任されている。メンバーに対しては「周りへの感謝の気持ちを常に忘れずに。チアを通じて自立した大人になってほしい」と強く願う。

　○…千葉県松戸市の出身。幼少期はアルゼンチンで過ごした。３歳からバレエを始め中高大はバトンに熱中。ダンサーとして様々なステージに立った。それがある選考会で落選し「もういいかな」と思うように。そんなとき地元で千葉ジェッツのチアリーダー選考会に応募し合格。「笑顔を振りまくチアが一番自分に合っていました」

　○…ファンタジーが好きで「ハリーポッター」は映画も小説も大のお気に入り。尊敬する人は母親。「心配ごとに対していつも『大丈夫』と応えてくれる。自分の一番の理解者」。将来の夢はハワイやアメリカ西海岸に住むこと。「おばあちゃんになってもダンスを教えていたい」と笑う。

　○…現役時代、オールスター戦のチアに３回選ばれたことを誇りに思っていた。一方でそれらに「やり切った」感もあり引退を決意。ただ、「本当はまだやれるはず。でも年齢を考えると…」。ずっとチアを職業にすることはできないか？と自身の経験を踏まえ２年前、プロデュース、育成を手がける事業を知人と立ち上げた。「私たちのところでステップアップし先へ行って欲しい」。これまでの実績を生かし指導者として、チア界の発展に貢献していく考えだ。