八王子市は12月18日(土)から日本遺産を活かしたまち巡りイベントを開始する。若者に人気がある「リアル宝探し」を採用したもので、来訪者の増加や日本遺産の認知度向上を目的とする。市担当課では「地域理解と地域愛を深めてもらいたい」と話す。
市がまち巡り企画
リアル宝探しは、スマートフォンなどを利用し現実世界で宝探し気分を楽しめるプログラムで株式会社タカラッシュ(江東区)が提供している。これまで地域の活性化を目的に様々な自治体が導入しているが八王子市は今回が初の試みとなる。
市は昨年日本遺産に認定された八王子の「霊気満山 高尾山」のストーリーを構成する歴史や文化財をはじめ、市内に点在する観光資源に触れ、ゲーム感覚でまち巡りを楽しんでもおうと採用を決めた。市外からの来訪者の増加や日本遺産の認知度アップを目的とする。
期間は12月18日から来年2月28日まで。滝山、南大沢、高尾と3つのエリアを設けており(高尾のみ2月4日から)、参加は無料。参加者はスマホなどの端末を使って「謎」を解きながら各所をまわる。各エリアをクリアすると賞品が当たる抽選に参加できる。市内在住で2人の小学生の子どもがいる男性は「電車ものなどこれまで子どもたちといろいろなリアル宝探しに行きました。大人も参加できるので、いつも楽しんでいる。地元でできるのは嬉しい」と話した。市産業振興部観光課では「能動的に地域を学び、歩き、地元住民と触れ合うことでその理解と愛を深めてもらえれば」と呼びかける。
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