一般社団法人八王子青年会議所(JCI)の第57代理事長になった 菊嶌 太士(たいし)さん 大和田町在住 38歳
誰もが輝く組織に
○…今年掲げたスローガンは「一番を掴み取れ」。一番といっても、ただ1つの頂点を目指すのではなく、「八王子にはナンバーワン、オンリーワンの魅力が沢山ある。八王子を一番だと思う気持ちを活発に動かす。そして、まだ八王子にない新しい魅力を取りに行くこと」という。そうやって挑戦することで「メンバーの皆に一番になってほしい。皆を輝かせたい」と願う。
○…幼少期から「一番」に憧れてきた。ただ、小学校から中学校まで熱中した野球は、ひじを痛めて諦めた。「周囲がやらないから一番になれるかも」と始めたボウリングでも、「上には上がいる」ことを思い知らされた。そして今年、1人ではなく、全員で「一番」を目指す。なお、ボウリングは今も趣味で、過去に300点を2回出したことがあるとか。
○…若い頃はやりたいことが見つからず、学業にも身が入らずに大学を2年で退学。家業の建設業を手伝うことに。当初は「汚れるし嫌だった」と、仕事でも熱意を持てなかった。しかし、数年経つと、1つ1つの成果に対し、「きちんとやれば評価される」ことが喜びになっていった。「自分の場合はマイナスからのスタートだったから、やればやるほど加点されていくイメージ」と笑う。
○…思い描く理事長像は「みんなと一緒にやっていく」存在。「いい事業とは『一緒にやろう』と言ってくれる人が出てくる事業」。かつて先輩からもらったアドバイスだ。共感する人を増やし、レガシーを築き上げたい。「魅力あることをしないと、一番を掴み取れない」。しかし、コロナ禍でどこまで活動ができるのか?「可能な限りリアル開催を目指して一番ギリギリのところまで攻める」
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