京王八王子駅近くの船森公園でストリートダンスを覚え、ダンスシーンの最前線に立ち続ける人がいる。八幡町出身の城所正樹さん(42)がその人。メジャーデビューし、世界最大級のダンスコンペ入賞などの実績を残す城所さんは、3月、天神町にダンススタジオをオープンした。
「ダンスが根付いてきた今、次世代にダンサーとしての生き方を見せることが自分の代の使命だと感じている」と語る。
城所さんは都内ダンス教室でインストラクターをしながら、教え子たちとともに世界コンペに挑戦してきた。2019年はロサンゼルスで開催された世界最大規模のダンスコンペ「World of Dance」で8位入賞を果たしている。
振付や構成なども城所さんが手掛ける。「日本と海外は盛り上がり方が違ったり。ダンスに正解はない。正直、地獄のような日々」と苦笑い。それでも「ケンケンパができなかった頃から指導した生徒たちが成長したので。挑戦してみようかと」と話す。
城所さんがダンスを始めたのは高校生のとき。ストリートダンスが流行りだした頃だという。船森公園で練習に明け暮れ、18歳でダンスボーカルグループ「SPEED」のバックに。大学時代にメジャーデビューも果たした。
地元八王子でダンススタジオを開くことが「夢だった」と語る城所さん。「教える立場になり『先生ありがとう』の言葉がモチベーション。ついてきてくれた生徒にダンスで夢見れる姿を見せたい」という。「八王子に元気がないと感じるので貢献できれば」とも話した。
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