明るい笑顔で優勝を喜ぶ選手たち＝同チーム提供
八王子市内を拠点とし、知的障害者サッカーチームとして昨年設立したＦＣベルテールレーヴ。５月22日に駒沢オリンピック公園総合運動場（世田谷区）で行われた、第23回東京都障害者スポーツ大会（主催／東京都など）の団体・サッカー競技（知的部門）III部で初優勝を果たした。
チーム設立半年での快挙に、和仁拓也監督は「大会出場を目指していたが、優勝できるとは。大会中、選手から改善点があがるなど成長を感じた」と喜びを語る。
知的部門の参加資格は療育手帳を所持するか、取得の対象に準ずる小学生以上。同チームが出場したサッカー競技III部は８人制で行われ、都内８チームが出場した。
和仁監督は「緊張で硬くなっていたが、初戦で先取点をあげたのが大きかった」と振り返る。選手層が小学４年生から中学生である同チームに対し、初戦の相手は体格のいい成人が中心。さらに、けがなどで登録選手９人のうち２人離脱し、試合には７人で臨んだ。
だが、先取点をとることで勢いにのり、６-０で快勝。準決勝も順調に勝ち進み、決勝は１-０で接戦を制した。和仁監督は「選手たちがよく頑張った」と称え、「毎年大会に出場することを目標に、東京都の選抜チームに食い込めるよう上を目指してほしい」と思いを語った。
同チームは、第三小学校や八王子富士森公園クーバーフットボールパークなどで毎週日曜日に練習している。現在は小学生から中学生まで10人の選手が在籍する。
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