八王子地域合同学園祭「学生天国」開催に前・学生委員長として尽力した 安達 愛華さん 大塚在住 21歳
広がる世界、後輩にも
○…3年ぶりの本格開催となった今年5月の「学生天国」。委員長だった昨年、2度の延期の末、小規模ながら実施にこぎつけた。人が滞留しないように導線を考えたりと工夫を凝らした。メッセージが多数寄せられ、急きょ増やしたメッセージボードには「やってくれて良かった」「来年も来たい」そんな前向きなメッセージであふれた。周辺店舗からも「密にならなかった」と手際を褒められた。
○…帝京大学1年生のときに初めて学生天国の企画に従事。子どもから年配者まで遊びに来てくれたことが印象に残っている。「地域の人と触れ合えるのが楽しかった」。その経験を後輩たちに伝えようと開催を決意。しかし、資料に「道路占有許可書をとる」と書いてあっても、どこでもらえるのか分からない。学生にとって、3年間の空白は大きな影響に。そんな中、昨年の小規模開催は後輩たちの糧となった。
○…出身は新潟県。山に囲まれた場所で「中学校は全校で50人だけ」。子どもの頃は山を探検する遊びが定番。家の近所で熊を見かけたり、猪を撃つ銃声で目覚めたことも。上京してからはキックボクシングやダイビングをして、自分の世界が広がることを楽しんだ。趣味は散歩。自宅の近くの川沿いの道を、時間があれば2時間でも歩く。
○…4年間の学生生活のうち、3年間はコロナと一緒だった。しかし、後ろ向きなことばかりではなかった。「逆にコロナだからつながれた人もいる」と前向きに考える。「就職もオンライン面接だったから楽でした」。今年4年生。就職は目前。さまざまな経験をして、いろいろな人に会えた。「人生が豊かになった」実感がある。後輩たちにもたくさんの経験をしてほしいと願う。
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