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公開日:2022.09.22
八王子市
水辺活用へ実証実験
事業者・市民ニーズを調査
河川敷をまちづくりに生かそうと、八王子市は、河川空間での実証実験を9月23日と24日に行う。飲食販売や物販、ワークショップなどのイベントを開催し、参加する事業所や市民のニーズを調査する。今後、民間事業者が河川敷で営利活動できる仕組みを検討していく。
八王子水辺活動チャレンジ「ミズカツ」と題し、河川沿いを含む3会場で3つのイベントを実施する。会場となるのは、南浅川(原宿児童遊園)、北浅川(小田野中央公園)、浅川南浅川合流点(多賀公園)。地域住民や事業所主体でこれまでにイベント開催実績のある「FARMART」や「オンガタマルシェ」、「水辺遊び802」が飲食販売、物販、ワークショップなどを手がける。
市は当日参加する事業者や市民にアンケート調査を実施。事業の継続性や売り上げ、必要な設備、どのようなイベントが求められているのかなどについて、実態を探る。市担当者は「八王子市内には18の一級河川がある、水に恵まれている自治体。地域特性を生かすまちづくりにつなげたい」と狙いを話す。
利用の仕組み検討
河川敷地での民間業者による営利活動は2011年、国の規制緩和により、地域との合意を得た上で可能となった。協議会などによる地域の合意を図り、河川管理者の東京都や国に申請することで営業活動ができるように。「河川空間のオープン化」と称したこの取り組みは現在、多摩川河川敷(世田谷区)や墨田川など都内をはじめ、全国で行われている。
これを受けて八王子市は、浅川の河川空間を活用した拠点づくりの方針を示している。現在は地域との合意形成を図る協議会などはなく、通常は市内の河川敷で今回のようなイベントを開催することはできない。市は今回の調査を踏まえ、河川空間を利用できる仕組みづくりを模索する。市の担当者は「事業者から河川敷を利用したいという声はあり、河川空間の利用に可能性がある。今回の調査でニーズを見極めたい」と展望を話す。
FARMARTは9月23日に原宿児童遊園、オンガタマルシェは24日に小田野中央公園、水辺遊び802は多賀公園で両日行われる。
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