中町にあるパーソナルトレーニングジムのＢＥＹＯＮＤ（ビヨンド）八王子店が、店舗から八王子駅一帯の清掃活動を月１回ペースで継続している。同社からスポンサーとして支援を受けるプロバスケットボールＢ３・東京八王子ビートレインズは10月５日朝、同店主催の清掃活動に参加した＝写真。

　この取り組みは、昨年オープンした同店が「健康や理想の体づくりとは違う形で、八王子に何か貢献できれば」と開始。日本工学院八王子専門学校（片倉町）出身の荒川優太店長は「普段接するお客さんに加え、いろいろな人とつながって交流しながら、思い入れのある地域もきれいにしていきたい」と思いを語る。ときには利用客ら関係者が飛び入りで参加するなど、仲間の輪を広げながら続けている。

　14回目の清掃活動となったこの日は、同店の従業員をはじめ、ビートレインズの大金広弥選手と上江田勇樹選手、スタッフとインターンシップの学生２人、同クラブのスポンサー企業の社員ら総勢17人が参加。ごみ袋とトングを手に駅周辺を歩き回り、紙くずや空き缶、たばこの吸い殻などをくまなく拾い集めていった。

　「通りかかった人から『ありがとね』など声をかけられることが結構ある。八王子は温かい人が多い」と荒川店長。同クラブのスポンサーである（株）環境管理センター（本社・散田町）の社員で、初めて参加した柴田ももさんは「地域との接点を持つことの大切さを実感した。このような定期的な清掃活動を、自社でも導入できれば」と感想を話していた。