八王子 文化
公開日:2022.12.22
魔除けの思い込め
老舗人形店で羽子板販売
八日町の老舗人形店「三つ木屋」では先月から、正月の風物詩でもある「押絵羽子板」の販売を始めている。
押絵羽子板とは、着物の生地の中に綿を仕込み、立体的な絵柄に仕上げた羽子板のこと。「邪気を跳ね(羽根)除ける」という謂(いわ)れから魔除けや無病息災を願い、女児への初正月の飾り物としても知られている。
住宅事情に応じ
「11月に置き始めてから、ご両親や祖父母の方が見えられることが増ええた」と3代目店主の齊藤哲寛さん。羽子板の形や大きさは昔と比べて徐々に変化しており、マンションなどの住宅事情に応じ、よりコンパクトなサイズな物も増えている。板も短くなるが、着物は大きく綺麗に見せたいため、板からはみ出させた結果、顔は「小顔」に見えるようになったという。
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