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公開日:2023.05.25

八王子流鏑馬 28日復活
4年ぶり 片倉町で催し多数

  • 間近で見られる流鏑馬の雄姿(過去)=主催者提供

 八王子流鏑馬(やぶさめ)が片倉つどいの森公園(片倉町3506)で5月28日(日)、4年ぶりに開催される。武士がたしなんだ伝統的な騎乗弓術の流鏑馬を披露するほか、ステージイベントや体験コーナー、模擬店などを盛り込む。

 八王子には、古代から中世にかけて「和ごま(馬)」を飼育する牧(牧場)が設けられていた歴史があり、鎌倉幕府の成立に重要な役割を果たした坂東武者や戦国時代に八王子城を築いた北条氏照なども乗馬に秀で、流鏑馬に親しんでいたとされる。

 八王子流鏑馬は、イベントを通じて地域の歴史や文化に関心や誇りを持ってもらおうと2015年に始まった。新型コロナウイルスの感染拡大で20年から3年連続で中止していたが、今年は4年ぶりの再開を決定。主催するNPO法人「武州のよりあい」の磯沼孝理事長は「19年の第5回から4年が経ち、コロナ禍も明けた仕切り直しの思いから『復活の幕開け』と題した。八王子には郷土刀『下原刀』や大久保長安、千人同心、松姫など奥深い歴史がさまざまにある。この機会に多くの人に興味をもってもらえれば」と期待する。

ステージも充実

 当日は会場内の馬場で12人の射手が流鏑馬の妙技を披露、壱の的で「経済再生」、弐の的で「世界安定・平和」の願いを込めて矢を放つ。

 舞台では抜刀演武や太鼓、よさこい、獅子舞、ダブルダッチ、パントマイムが行われ、ふれあい広場に飲食物や雑貨を販売する模擬店が並ぶ。ポニーとのふれあいや刀掛けの工作、健康チェックなども楽しめる。プロバスケットボールB3・東京八王子ビートレインズのブースもあり、誰でも参加できる無料のシュートイベントやグッズ販売を実施。正午から午後2時まで、伊藤修人選手の来場を予定している。

 主催者は「流鏑馬は人馬一体となって行う勇壮な催し。鎌倉や江戸時代に使用されていた甲冑をまとった射手が弓を放つ雄姿を、ぜひ間近でご覧ください。ステージパフォーマンスも充実しているので、丸一日楽しんでいただければ」と呼びかける。

 午前10時から午後5時まで。雨天決行、荒天中止。電車やバスを利用し、自動車の場合は近隣の有料駐車場へ。詳細はウェブサイト(【URL】http://www.busyuu.jp)。

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