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公開日:2023.09.21
浅川流域市民フォーラム
20年で水きれいに
最後の紙製マップ 配布
かつて「多摩川の汚れは浅川が原因」とまで言われた浅川流域の水質が、この20年間で大きく改善されたことが市民団体らによる継続的な調査でわかった。八王子で活動する「浅川流域市民フォーラム」がその年の調査結果をもとに毎年「浅川流域水質マップ」を作成してきたが、会員の高齢化などで紙製マップの配布は今回が最後になるという。
この取り組みは、河川の水質に関心のある市民団体や学校などが参加して行う「身近な水環境の全国一斉調査」の一環。同フォーラムは2004年から、毎年6月に八王子や日野の市民団体らと浅川流域の河川で水質調査を実施してきた。今年は23団体・138人が調査に参加して、浅川や谷地川、大栗川、程久保川など173地点で水の汚れの度合いを示すCOD(化学的酸素要求量)を測定。マップはフォーラムの会長を務める東京農工大の小倉紀雄名誉教授の監修で製作した。
かつて市内を流れる河川には生活排水などが流れ込み、1999年度には都内の河川水質ワースト10のうち6河川を占めたこともあった。その後、下水道の普及や河川改修工事などにより水質の改善が進んだ。調査初年度2004年の水質は「きれい」37%、「ややよごれている」25%。、「よごれている」38%だった。これに対し2023年の調査では「きれい」54・3%、「ややよごれている」44・5%、「よごれている」0・6%と大きく改善していることがわかる(工事で調査不能1地点)。
同フォーラムの事務局長を務める諏訪祥子さんは「多摩川の汚れの原因とまでいわれた浅川が、今ではたくさんのアユが遡上してくるまでになった。マップを通じて若い人などが身近な川に目を向けるようになれば、川がもっときれいになるのでは」と期待する。
活動は継続
同フォーラムは2000年に設立。河川ウォッチングや河川清掃、会員へのニュースレターの発行などを行っていたが会員の高齢化が進み、かつてのような活動が難しくなってきた。コロナ禍を経て会員数と会費も減少。35人いる会員は70代から90代が中心となり、階段などがない坂や段差、茂みを分け入って川べりまで下りることは事故にもつながりかねない。だが、無理のない方法で活動は続けていく方針という。
マップは今後、ウェブサイト上での公開のみに限定。諏訪さんは「紙のマップの最後に、浅川がこんなにきれいになったことを皆さんに伝えることができた」と達成感を語った。サイト(【URL】https://sites.google.com/view/asakawamap)
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