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八王子 社会

公開日:2023.10.05

南大沢町会
回覧板 「LINE」で
魅力発信へ デジタル化

  • 佐藤町会長(右)と活動推進部会の部会長を務める田中さん

 「町会離れ」を防ごうと、南大沢町会(佐藤昌寿会長)では2年前から町会の公式LINEを開設。紙の回覧板と並行して一部の情報を発信している。

 佐藤会長は「災害が起こった時、一番最小の活動単位は町会」と入会の必要性を説く。しかし、同会によると南大沢1・2丁目などをエリアとする同町会会員率は2021年時点で8・8%。同会はこれを入会メリットの周知不足や会員の高齢化などが原因と考え、21年に「会員倍増プロジェクト」を発起した。

 同プロジェクトなどを進めていた活動推進部会の田中麻衣部会長は「会員減少は活動内容の縮小を呼び、町会の魅力も減るという悪循環だった」と振り返る。会議を重ね、どうすれば非会員にも会の魅力を伝えられるかを試案。「紙の回覧板を回しても、日中不在の人が多く数週間止まってしまう」という声を受け、回覧板情報や催し情報などを非町会員にも発信できる公式LINEの開設を検討。同年9月に実施に踏み切った。

 それから約2年。イベント時の宣伝などが結果につながり、今年7月時点で友だち登録者数は431人まで広がった。「まず若い人に会やまちの魅力を知ってもらいたい。その先に『町会に入りたい』がある」と佐藤会長。次の展開として、入会メリットを増強・周知し、実際の入会率を向上させたいとしている。

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