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八王子 社会

公開日:2025.07.24

ただ今活動中!
うばゆりの会
清水公園で植物保全

  • 霜降会長(前列中央)とメンバーら

  • 公園内に咲くキツネノカミソリの群生(過去の様子)

  • 公園内を歩くカルガモの親子

 犬目町にある清水公園で植物保全の活動を続ける「うばゆりの会」。現在12人のメンバーが月3回集まり、早朝から清掃や除草などのボランティア活動を行っている。

 同公園は昔ながらの雑木林が残る自然豊かな場所。うばゆりをはじめ、一輪草、二輪草、キンラン、キツネノカミソリの群生など、1年を通じ四季折々の草花が楽しめる。2005年に行われた植生調査では112種類の植物を確認。霜降雅美会長(77)は「一定区域に限った調査だったので公園全体だと450種以上あるのではと言われた」と振り返る。

 今年は久方ぶりに園内でカルガモが卵を産み、8羽のヒナが孵化。1羽が猫に襲われ7羽になってしまったが、親子の川口川への引っ越しを見守ったのも楽しみの一つだ。

 同会は1997年に霜降会長ら5人で活動を開始。市の公園アドプト制度を利用しながら、2009年からは公園の指定管理者と連携。貴重な草花を一律で除草しないよう目印をつけたりと細かな作業を続けてきた。近年では観察会も主催し、メンバー募集を呼び掛けている。

 霜降会長は「環境がいいので多くの花が咲くが、見て楽しんで頂ければ。ほかの場所で育てようとしても難しいので、花を取っていかないでほしい」と訴える。

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