八王子 教育
公開日:2025.08.07
はちおうじっ子サミット
小中学生がいじめを議論
トレインズからピンクシャツ
市内の全市立小・中・義務教育学校を代表する児童・生徒らが一堂に会し、いじめ防止について考える「はちおうじっ子サミット」が7月30日、市立いずみの森義務教育学校で行われた。
サミットの開催は今回で4回目。「いじめのない学校生活を実現するために、どのような取り組みができるだろうか」をテーマに各校で議論し、実践。その成果と課題を地域の小中学校で共有しようと各校の代表105人がサミットに参加した。
明日からできること
はじめに、八王子市教育委員会の安間英潮教育長が「これまでに皆さんの先輩たちがいじめ防止について議論してきた。今回は、具体的に何ができるか。明日からでもすぐ取り組めることを考えてもらいたい」とあいさつ。また、いじめ撲滅運動「ピンクシャツデー」に賛同している東京八王子ビートレインズの高松僚常務から、代表児童・生徒ら全員にいじめ反対への意思を示す「ピンクシャツ」にちなみ、ピンクTシャツが贈られた。
集まった児童・生徒らは6つのグループに分かれ、自校のいじめ防止への具体的な取り組みの成果や課題をそれぞれ発表。活発な意見交換が行われ、各校が抱える課題や取り組みが持ち寄られ、参加者間で共有された。最後に、グループごとに話し合いの成果を報告。「あいさつをすること」「思いやりの数をシールで可視化すること」など多様な案が挙がった。
サミットで司会を務めた谷口昊希さん(甲ノ原中3年)は「自分たちの学校では出なかった良いアイデアや取り組みをたくさん聞けた。持ち帰って、後輩に伝えたい」と話した。また、渡辺乃愛さん(石川中3年)は「思いやりが大切だと思った。明日からできることとして、1日5回以上ありがとうを伝えることに挑戦したい」と話した。
今後は、サミットで発表した意見を元に各校で具体的な取り組みを実行していく。また、2月最終水曜日のピンクシャツデーにちなみ開催されるビートレインズのホーム戦で成果を報告する予定だ。
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