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公開日:2025.11.27

オリンピアン 故郷で指導
柔道 中村さんと高市さん

  • 子どもたちと触れ合う中村さん(右)と高市さん

  • 豪快な投げ技も披露

 オリンピックの柔道競技でメダルを獲得した中村美里さんと高市未来さん。ともに八王子市出身で市民栄誉章の顕彰も受けている二人が、11月15日に富士森体育館で開かれた「二人のオリンピアンとのたたみふれあい教室」で、八王子の子どもたちに柔道の魅力や上手な転び方などを指導した。

 市教育委員会と公益財団法人全日本柔道連盟の主催、八王子市柔道連盟の協力で初めて催された教室。同郷の柔道家である中村さん(東浅川小出身)と高市さん(上壱分方小出身)は、以前から「地元で柔道教室をやりたいね」と話していたそうで、そのことが市に伝わったことで今回の教室が実現したという。

 当日は柔道未経験の園児と保護者、未経験の小学生、経験者の小中学生の3部に分かれて教室が開かれ、約120人が参加。中村さんと高市さんを始めとする同連盟の指導者から、畳の上で行う運動体験や柔道の投げ技体験、衝撃や体重を分散させてけがを防ぐ上手な受け身の取り方などを学び、お互いに尊重し合う武道の精神などについても説明を受けた。

 教室の後には二人が獲得した五輪のメダルを子どもたちが触らせてもらう時間も設けられ、実物の重さや感触を確かめたり、メダルを掲げてうれしそうに二人と記念写真を撮る親子らの笑顔であふれた。6歳の息子と参加した30代の父親は「中村さんとは小学生の時に高尾警察署の柔道場で一緒に稽古をしていたが、当時から運動センスが抜群だった」と思い出を振り返った。

 中村さんと高市さんは「二人の念願が叶った。柔道が大好きで、稽古を通じて心身ともに成長することができたと思っている。その楽しさを地元の子どもたちに知ってもらえたなら、うれしい」と口を揃えて思いを語った。

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