八王子 トップニュース社会
公開日:2026.01.29
林野火災警報が運用開始
発令時 火の使用に制限
山林や原野などの火災予防を目的にした「林野火災警報」の運用が、八王子市で1月1日から始まった。空気が乾燥して林野火災が発生しやすい1月から5月にかけて、降水状況や強風など一定の気象条件に達した際に市が警報を発令するもの。山林や周辺区域で火の使用が制限され、大規模火災の発生を防ぐ。従わなかった場合には罰則が適用されることがある。
2025年2月に岩手県大船渡市で発生した大規模林野火災を受けて総務省消防庁が制度の検討を進め、1月1日から全国で一斉に運用が始まった。発令対象となるのは「地域森林計画対象森林」と「国有林」で、東京消防庁管内では八王子市を含む10市3町1村に該当区域がある。市内では恩方地区や川口地区、由木地区の一部をはじめ広範囲にあり、国土交通省の土地利用調整総合支援ネットワークシステム(LUCKY)で確認できる(「国土交通省 LUCKY」で検索)。
違反で罰則も
1月1日から5月31日までの期間に強風注意報の発表があり、さらに前3日間の合計降水量が1ミリ以下かつ前30日間の合計降水量が30ミリ以下の場合、または前3日間の合計降水量が1ミリ以下かつ乾燥注意報が発表されている場合が警報発令の指標となる。
発令された場合、対象区域でのたき火やキャンプファイヤー、花火、どんど焼きなどの屋外で裸火を使用して火の粉が飛散するおそれがある行為が制限される。なお警報発令中は、キャンプや登山などで市外から対象区域へ訪れた人も対象となる。従わなかった場合は、拘留または30万円以下の罰金が科されることがある。警報の発生状況は東京消防庁のウェブサイトや公式アプリ、SNSなどで確認できる。
また東京消防庁管内では「林野火災注意報」の運用も4月から開始予定。対象区域は警報と同じだが、発令の指標に強風注意報の発表が含まれない。火の使用制限は努力義務となり、罰則もない。
すでに4回発令
八王子消防署によれば1月1日の運用開始以降、市内では林野火災警報が4回発令されている(23日時点)。また18日には上恩方町にある「夕やけ小やけふれあいの里」で予定されていたどんど焼きが、乾燥に伴う林野火災の危険性が高いことから中止となった。
火災全体に占める林野火災の件数は1%程度だが、市内では過去5年間で9件の林野火災が発生しており、昨年(2025年)も11月と12月に1件ずつあった。同署では「林野火災が発生する要因の大半が、たき火や火入れなどの人為的なもの。平時から屋外での火の取り扱いには注意しましょう」と呼びかける。また具体的な対策として、【1】乾燥・強風の日は火を使わない、【2】火から目を離さない、【3】消火用の水を準備する、【4】使用後は完全に消火する、【5】たばこの投げ捨てや火遊びは絶対にしないことなどを挙げた。
ピックアップ
意見広告・議会報告
八王子 トップニュースの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!












