八王子 教育
公開日:2026.04.16
学び直しの場、今年も 中学夜間学級で入学式
明神町にある市立第五中学校の夜間学級で4月8日、入級式(入学式)が行われた。
夜間学級は、戦後の混乱期に家庭の事情で義務教育を受けられなかった人たちのために、全国の中学校に付設された。高度経済成長期を経て一時はそのニーズが減少したものの、1990年代に「不登校」が社会問題化すると、学び直しの受け皿として再び注目を集めるようになった。
近年では、日本や母国で十分に教育を受けられなかった外国籍の生徒も増えており、年齢や国籍を超えた多様な学びの場となっている。公立のため授業料はかからず、修了すれば中学校の卒業資格も得られる。
多摩地域では1校
こうした需要を受け、全国の設置校は2025年10月時点で62校に。26年度も栃木県や福井県など新たに複数の学級が開設された。東京都内には8学級あるが、多摩地域では1952年開設の同校が唯一の存在だ。
鴨狩淳一校長によると、同校は市内で織物工場棟の職工らが仕事を終えたあとに学べるよう、地元の要望で開設された。不登校などで十分に学べなかった既卒者らへの広報を強化しており、現在の生徒数は1年生から3年生まで合わせて14人が在籍。10代が8割、20代が1割、30代以上が1割くらい。外国籍の生徒は全体の7割にのぼる。
今年は3人
入級式では、新1年生として3人が参加した。「中学校は卒業したが、もう一度学び直しをしたい」「大学に行きたいから」「日本語を勉強したい」など、それぞれの思いを胸に新たな一歩を踏み出した。鴨狩校長は「夜間学級は生徒一人ひとりの『学びたい』という思いを先生たちが受け止める場。私たちは君たちの学びを精いっぱい支えていく」と、新入生を激励した。
多様化ゆえの課題
一方で、生徒の多様化による課題も浮き彫りになっている。特に外国にルーツを持つ生徒の場合、日本語の習得度によって授業内容の理解に差が出たり、多岐にわたる言語への対応に教員が苦慮するケースもあるという。同校ではこうした課題解決のため、教員研修を重ねることで指導力の向上を図っている。
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