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市消防団ラッパ隊 吹奏通じ、士気あげ25年 存続危機も「専任」導入

社会

掲載号:2022年1月1日号

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練習を積むラッパ隊(上下写真)
練習を積むラッパ隊(上下写真)

 多摩市消防団のラッパ隊が結成されて25年。東京都内でも珍しいラッパ隊として注目を集め、市消防団の行事などで吹奏し、盛り上げ役を務めてきた。

 ラッパ隊は消防団の式典や行事などで吹奏し、消防団員の士気を高める役割を担うものとして各地で結成されている。市消防団ラッパ隊の結成のきっかけとなったのは多摩の友好都市である長野県富士見町との交流。97年に同町で研修が行われた際、ラッパ隊を結成していた同町消防団から消防ラッパを寄贈されたことが隊結成の機運を高めることにつながったという。

97年に結成

 結成したのは同年の4月。当初は10ある分団から2人ずつが選抜され、20人の隊員で構成されることになった。活動は新春の消防団出初式での吹奏から始まり、季節ごとの訓練、ポンプ操法の大会などでラッパの音を響かせてきた。

 現在、団の副団長を務めるひとりはラッパ隊について「整列の時など、ラッパの音を聞くと団員みんながピリッとするんです。あるとないとでは全然違う」とその存在をたたえる。

課題も

 そんな盛り上げ役も一方で課題を抱える。ラッパ隊のメンバーは原則、消防団員としての業務をこなしたうえでラッパの練習に取り組むことになるが、普段仕事をもつ社会人には隊を続けるのは負担が大きいのだ。そのため、市消防団のラッパ隊も脱退者が増えた時期があったという。

 そこで市消防団は19年から、ラッパに専任する団員を定める制度を導入。隊のOBやラッパ吹奏に興味のある市民にメンバーに加わってもらうようにした。専任として隊に戻ってきた濱田功さんは「隊のOBだったが、再入隊することができてうれしい。ラッパは団の仲間意識を高めるもの。思いっきり吹きたいね」と笑顔。他の団員は「専任隊員が加わり、活動が安定していけばと思う」と願いを口にする。

「女性も加わって」

 隊は現在、専任の2人を含め、10人強のメンバーで構成され、月2回の練習を重ねている。そのほとんどが音楽経験のない隊員だが、「先輩から後輩へ、吹き方を伝えていっている。いずれ女性の隊員も加わってもらいたいと思う」と隊員らは口々に語り、「9日の出初式では多くの方にラッパの音を届けたい」と話している。

専任も加わったメンバー
専任も加わったメンバー

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