多摩市は4月1日、市内に住む子どもから若者(概ね30代まで)を市民らで支援、応援していくとする条例を施行した。多摩を若者・子育て世代にとって魅力的な街にするための取り組みを進める団体「多摩市若者会議」のメンバーの高野義裕さん(41)=写真=に聞いた。
――子ども・若者への支援などを呼びかける「多摩市子ども・若者の権利を保障し支援と活躍を推進する条例」が施行されました
「私たちの活動の『後ろ盾』になると歓迎しています。私たちは市の事業として活動をスタートさせ、そのなかのメンバーで引き続き活動を継続しているのですが、この条例により、若者らの活躍する機会が増えればと期待しています」
――例えば
「子どもたちに『議員』になってもらい、考えた街の政策を実際に実行していく取り組みなどですね。愛知県などではそのような制度を取り入れているところがあるんです」
――最近の多摩の若者たちをどうみますか
「2017年から活動してきて、当初は多摩周辺の大学に通う学生が団体メンバーとして活動してくれることが多かったのですが、最近は市内の中学生が協力してくれることが増えましたね。積極的で。しっかりしているという印象です」
働く環境整備を
――今後、多摩を子ども・若者の街にしていくために必要と思うことは
「多摩で働く環境を整えていくことではないでしょうか。子育て世代が多い私たちのメンバーのなかにも多摩に愛着をもっているにも関わらず、仕事の関係で市外へと居を移してしまう人が少なくないんです」
「多摩でも魅力的な仕事に取り組める環境を整えていくことができれば、若者や子育て世代の定着につながりますし、市外からの流入も期待できる。子ども・若者の多い街になっていくのではないでしょうか」
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