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公開日:2026.04.23

多摩市 総合体育館に空調設置 夏場の熱中症対策に

  • 壁の中段に設置された空調設備=多摩ハンドボールクラブ練習中

    壁の中段に設置された空調設備=多摩ハンドボールクラブ練習中

 猛暑による熱中症対策として、多摩市は市内公共施設や小学校体育館で空調設備の設置を進めている。災害時避難所にも指定されている多摩市立総合体育館第1スポーツホール(大ホール)の設置工事がこのほど完了し、今年度から稼働できるようになった。施設利用者からは期待の声が上がっている。

 スポーツの練習や多摩地域の大会のほか、選挙時の開票所、災害発生の際の避難所などとして機能する総合体育館第1スポーツホールには昨年度まで、空調設備が無かった。しかし、近年の夏場の猛暑により市民やスポーツ関係者、議会などから要望が多く、多摩市は空調設備の設置を決めた。昨年9月から3月までの間、施設利用を中止し工事が行われていたが、設置が完了したことから利用が再開された。

 空調設備には冷暖房機能がある。市の担当者は「夏場の熱中症対策として冷やすことを想定しているが、避難所として利用する場合はその限りではない」としている。市防災安全課の柚木則夫課長は「空調があれば避難所としては快適な運用ができる。あると無いとでは過ごし方が全然違う」と話していた。

 また、2番目に広い同体育館第2スポーツホールに関しては、今年9月から来年2月まで、利用中止を伴う工事を予定しており、2027年3月の完成と使用再開をめざしているという。

 同体育館の宮村龍太館長によると、東京で今年初の夏日を観測した4月11日には早速、空調設備を稼働させたという。

利用者の声

 同体育館を利用する多摩ハンドボールクラブの宮嶋良考代表は「子どもたちの安全面だけではなく、練習の質の向上につながる。これまでの夏場は暑さのため集中力や判断力が落ちやすく、運動量や練習内容の調整が欠かせなかった。給水や休憩などで対応していたが、子どもたちがより安全に、より質の高い練習に取り組めると思う」と話す。

 半世紀以上にわたり活動するわかば卓球クラブの高瀬喜重子代表は「これまでは扉を全開にして巨大な扇風機を回しておりボールに風の影響があったが、その不便さは無くなるのでは。昔とは夏の暑さがぜんぜん違うので熱中症が怖い。快適に利用できるよう期待したい」と話していた。

小学校は

 多摩市教育委員会では、小学校体育館の空調設備の工事を現在進めている。すでに中学校は完了しているが、猛暑対策として全17小学校の工事を行っている。市教委担当者は「1学期中には完成して、夏場には間に合わせたい」と話しているが、工事状況は学校により異なっているという。

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