聖蹟桜が丘駅周辺の風紀維持を図るため新設された市民で構成される聖蹟桜ヶ丘環境改善協議会が活動を始めて半年が過ぎた。増加傾向にある客引き行為を減らそうとパトロールを兼ねた夜間の清掃活動などの取り組みを進めているが、環境改善に至っていないようだ。
コロナ契機に
同会の飯島聖士会長によると、聖蹟駅周辺で客引き行為が目立つようになったのは、新型コロナの感染が広がってからという。外出自粛の影響などで廃業してしてしまった店舗の後にガールズバーなどが出店するようになり、客引きの増加につながったとみている。
飲食店の営業時間に制限がなくなった現在は日中に見かけることは無くなったというものの、午後7時過ぎにはその姿を見かけるようになるという。「駅周辺には学習塾などに通う子どもたちが多くいる。悪影響が及ぶ前に客引き行為のみられない駅前にしていきたい」と飯島会長は力を込め、地道に活動を継続していきたいとする。
一方で同会は現在、客引き防止につながる条例の成立を目指し、署名を集めているところといい、飯島会長は「多摩市などに呼びかけていく。多くの方にご協力頂きたい」と話している。
聖蹟駅前の客引き増加に対して、多摩中央警察署の担当者は「パトロールを強化し、違法な客引き行為の取り締まりを徹底していく方針」としている。
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