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公開日:2023.02.02

東京都
ボラ文化定着 道半ば
コロナ禍が影響 対策強化 

  • 同センターのボランティア窓口

    同センターのボランティア窓口

 東京都が2021年に行われた東京五輪以降、そのレガシーとしてボランティア文化の定着を目指し取り組みを進めている。しかし、コロナ禍のなか、参加者は減少傾向にあることから、都は対策を強化し、多摩市では機運を高めるため、子どもや高齢者へのアプローチ強化を検討している。

 都が昨年2月に無作為に選んだ都内在住の20歳から70歳未満の男女3千人にウエブで行った調査では、直近1年間で実際に活動した人の割合は前回調査が行われた18年度と比較して、11・1ポイント減となる16・4%で、ボランティアに関心のある人は16・3ポイント減の28・9%となった。18年度の調査は戸別訪問によるものだったため、単純比較することはできないものの、ボランティアに対する関心は薄れているようだ。

 大きな要因として考えられるのがコロナの感染拡大による影響。同じ調査で、ボランティアに参加していた人が活動を再開する条件として、4割の人が「感染症に対する不安の解消」を挙げた。

 都はこの調査結果を受け、ボランティアの募集情報や活動のヒントなどを発信する、新たに開設したポータルサイトの活用を促していくとする一方、気運を高めるための催しやセミナーを積極的に開催していく方針を示している。「魅力をPRしていく機会を増やす。文化を醸成していきたい」と都担当者は意気込む。

多摩でも取り組み

 一方、多摩市でもボランティア文化の定着を目指す取り組みが進んでいる。

 活動の窓口となっている多摩ボランティア・市民活動支援センター(関戸)はこれまで依頼を受け、市内小学校などでボランティア活動の仕組みや魅力を伝える「出前授業」を行ってきたが、今後は同センターから声をかけ、積極的に将来の担い手づくりに取り組んでいく考えといい、学生の活動を活発化させるため、市内大学に協力を呼びかけていくとする。

 また、これまで参加する人が少なかったシニア男性へのアプローチも強化していく。来月には65歳以上の男性対象のボランティアに関する説明会を初開催する予定だ。

 「女性に比べ、シニア世代の男性ボランティアは少ない。多くの方の参加を期待する」と同センターの担当者。「ボラ文化の定着は安心安全の街づくりにつながるもの。多摩の活動を拡大させていきたいと思う」と話している。

 多摩市内でのボランティア活動に関する問い合わせ、相談は多摩ボランティア・市民活動支援センター【電話】042・373・6611まで。

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