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大和 社会

公開日:2017.09.01

大和RC
講師は94歳・現役パイロット
「飛行機の神様」高橋淳さん

  • 武田会長(右)の言葉に笑みがこぼれる

 大和ロータリークラブ(武田茂会長)は8月22日、2600回目の節目となる例会を、高座渋谷駅前の「清風」で開催した。クラブメンバーとその家族らが招かれた例会では、94歳で現役のパイロットとしてギネスブックにも登録されている高橋淳さん=写真右=が記念講演会を行った。

 高橋さんは、関東大震災の前年にあたる1922(大正11)年生まれ。来月95歳の誕生日を迎える。第二次世界大戦当時、海軍でパイロットを務め、戦後は民間機のパイロットとして活躍。独立後、フリーのパイロットになった。現在、一般社団法人日本飛行連盟の理事・名誉会長であり、赤十字飛行隊の現役隊長。災害時、高橋さんの命令一つで、全国の支部から飛行隊が被災地に駆けつけるという。

 10年ほど前から、東京都町田市に住む高橋さんだが、それまではつきみ野に住んでおり、近所に居を構えていたのが武田会長だった。武田会長は6月に高橋さんが特集されたテレビ番組を見て、この日の講演を打診、快諾を得、実現した。

 講演で高橋さんは「自分の好きなことで生計を立てられたのは幸せだった」と振り返る。今でも視力は裸眼で1・0、毎年の身体検査も30年変わらぬ値でパスしているという。70年以上続くパイロット生活だが、「年中怖い、拙いと感じるところがある」という。ただ「そう思えるうちは進歩がある」と全く衰えない向上心を披露した。

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