昨年9月15日、大和市は「認知症1万人時代に備えるまち やまと」を宣言しました。この宣言は、市民、事業者、行政が一体となって認知症の人とその家族を支援し、安心して暮らすことができる大和市にすることを目的に行いました。認知症の取り組みは待ったなしの大きな課題です。そのため、この宣言は、認知症に対する取り組みを加速させる良いきっかけになったと思っています。
市では宣言を行う前からも認知症施策推進担当という専門の部署を設け、認知症サポーターの養成や認知症カフェの開催、専門医と保健師からなる認知症初期集中支援チームによる認知症の人やそのご家族の支援を実施してきました。宣言後は、さらに、徘徊高齢者を早期に発見・保護することを目的とした反射ステッカーの配布やGPS端末とそれを収納できる靴の貸与、認知症カフェの助成事業、臨床心理士による個別相談会の開催などを実施。現在開催中の市議会定例会には、認知症の人が踏切事故などで第三者に対して損害賠償責任を負った場合などに保険で補償する事業とタブレットパソコンで認知機能を検査する事業の補正予算を上程するなど、全国初や県内初を含む様々な事業に積極的に取り組んでいます。
認知症に対する取り組みは、まだ、道半ばだと考えています。今後も大和市で暮らす皆様と力を合わせて、誰もが暮らしやすい大和市にしていきたいと考えています。
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