「この2年、露天商が仕入れた金魚数はゼロ」と話すのは金魚や鯉、熱帯魚ほか観賞魚の卸専門会社(有)さがみ水産の長谷川賢太郎代表。
大和市民まつりをはじめ西口ふうりんまつり、市内各地の盆踊りも軒並み中止、祭りに欠かせない金魚すくいの出番もなくなった。
コロナ禍前までは毎夏、露天商の仕入れ1回で2千匹の金魚が売れた。金魚の三大生産地(東京都江戸川区・奈良県大和郡山・愛知県弥富)から稚魚を運び、1、2カ月ほど育てて業者に卸してきた。しかし今はホームセンターや街中のペットショップに卸すことが増えた。「コロナで家にいる人が多くなったせいか、よく売れる」と話し、なかでもメダカが人気。小さな水槽で世話も簡単だからではと推測。先の生産地では深刻な後継者問題を抱え、養殖業者は片手で数えるほど。「それでも金魚は売っていかないと」とコロナ禍明けには多くの人が、祭りで金魚に出会うことを楽しみにしているはずだと笑った。
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