大和市消防団(小菅実団長)は、団員207人で2022年度を迎えた。慢性的な団員不足が全国的な課題となる中、市消防本部(板鼻一弘消防長)では団員募集に力を入れている。
22年4月1日時点の団員数は、定員250人に対し207人。うち女性は8人。同本部警防課によると、15年度から19年度は228人、222人、230人、224人、223人と推移。新型コロナウイルスの感染が拡大した20年度は202人に減少し、昨年度は208人だった。
団員の平均年齢は44歳。市内の消防団員には定年がなく、数十年という期間にわたり活動する団員も少なくない。70歳代の現役団員も活躍中だ。少子高齢社会にあって、こうした地元住民の存在は地域の防災を下支えしている。
こうした中、市では小学4年生から中学3年生を対象にした「大和市少年消防団」の取り組みを通じ、災害時に活動できる人材の育成など、防災強化に向けた施策を講じてきた。
「大規模災害が市内で発生した際、消防団員の存在なくしては対応はできない」と同課担当者。
現在、市では新入団員を募集している。18歳以上で市内在住または在勤の人が対象。
問い合わせは同課【電話】046・260・5776。
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