2022世界ジュニアアルティメット選手権大会(20歳以下)の日本代表に、大和市内から下福田中学校3年の澤山希実さんと吉田郁穂さんが選ばれた。2人とも日本代表は初の選出となる。
アルティメットは、100m×37mのフィールド内を7人ずつ敵、味方に分かれて競い、1枚のフライングディスク(=写真)をパスしながら運び、相手の陣地のエンドゾーン内でパスをキャッチすると得点となる競技。アメフトに似ているが、身体の接触は禁止されており、アメリカではプロリーグもある注目のスポーツだ。自陣からパスを回す「ハンドラー」と相手陣地でパスを受ける「ミドル」「ディープ」に分かれる。
澤山さんと吉田さんは、1月と3月の選考会で認められ、5月に見事23人のジュニア日本代表に選ばれた。ほとんどが大学生の代表で、中学生での選出はわずか3人の中で2人が大和から選出される快挙となった。代表は8月にポーランドで行われる世界大会への参加を予定していたが、昨今の世界情勢の不安から日本は不参加を決定。今回の代表で秋には別の世界規模の大会への出場を予定する。
ハンドラーの澤山さんは2016年から競技を始め、正確なスローが特長の選手。吉田さんは19年からと競技歴はまだ浅いが、主にミドルを務め、俊足を活かしディスクをキャッチするのが得意だ。息のあったコンビは所属クラブでも貴重な得点源となっている。今回の選出について澤山さん・吉田さんは「スローに磨きをかけ、上のレベルでも通用するようになりたい」、「確実にキャッチ出来るよう精度を上げ、さらに成長したい」と抱負を語る。
2人はNPOやまとスポーツマネージメントに所属。同クラブは森友紀理事長が日本代表・監督として長年活躍した経験から発足させた。森理事長は「日本代表輩出は目標で、今回のU20代表はその目標に向けた大きな1歩。2人には、若手らしく思い切りの良いプレーをして欲しい」とエールを送った。
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