大和 教育
公開日:2022.07.08
ヤゴの救出大作戦
66頭の抜け殻を確認
泉の森のふれあい広場をフィールドに活動する柳とあそぼう引地川(飯塚栄子代表)のメンバーが7月2日、柳橋小学校プールに産卵されたヤゴの羽化頭数の確認に訪れた。同団体が小学校のプールに6月18日から設置したヤゴ救出装置には、羽化後のヤゴの抜け殻が。この日は66頭の抜け殻を確認した。
市が発行する自然ハンドブック「トンボ」の編集に関わる飯塚代表は昨夏、編集に必要な情報収集のため福田小学校のプールに足を運んだ。そこで見たのは羽化をしないままプールに浮かぶ山のようなシオカラトンボのヤゴの姿。プールの壁が平面すぎてヤゴの足が引っかからず、水中から這い上がることができないことが原因と分かった。そこでプールに産卵されたヤゴをできるだけ羽化させたいと、プール清掃で救出したヤゴを環境教育の一環として授業に取り入れていた柳橋小学校に設置許可を依頼。
飯塚代表は「学校に通う子どもたちにも身近な場所で命が育まれていることを、ぜひ知って欲しい。授業に繋がる活動になればいいと思う」と話した。装置は8月中旬には撤収する予定。
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