「第31回全国高等学校漫画選手権大会〜まんが甲子園〜」に市内から県立大和西高校イラスト部が出場する。大和西高校は4年前の初出場に続き、2度目の全国への切符を勝ち取った。7月30日・31日に高知県高知市で行われる全国大会へ向け、最後の準備を進めている。
まんが甲子園は、1992年に始まった全国の高校漫画クラブ日本一を決定する大会。『アンパンマン』の作者である故やなせたかし氏の出身地でもあり、漫画文化を推進する高知県が主催して、毎年夏に開催される。過去の出場者には、プロのマンガ家やイラストレーターになった人も輩出する一大イベントだ。
今年の予選会は、全国から169校の応募があり、書類で30校が選ばれた。大和西高校は予選で出された課題の「∞(むげんだい)」「宇宙ゴミ」から、「宇宙ゴミ」を選択、1枚の用紙に独創的に表現し、見事全国大会への出場を決めた。
豊泉美憂部長(3年)は「本選出場を聞いた時は驚きが大きく、実感がなかったが徐々に嬉しさが湧いてきた。コロナ禍で大会がなくなった先輩たちの分まで、全国大会では実力を出し切り、何とか賞を獲りたい」と抱負を話す。
全国大会に出場するのは豊泉部長、関川実咲さん(2年)、畔柳(あぜやなぎ)美佑さん(同)、青木心美さん(同)、江村奏(同)さんの5人。事前に知らされた「影」「やさしい世界」「バタフライエフェクト」「QR」「17の目標」の5つの課題から、当日一つの課題が発表され、その課題を5時間30分の制限時間内に3〜5人で協力して、一つの作品を製作し、最優秀賞を目指す。
通常、同部は週2回の活動だか、現在は毎日放課後、全国大会に向け、どの課題が出ても対応できるよう入念に準備を進めている。同部の顧問を務める稲石美翔(みか)教諭は「今年はバランスの良いチームで期待していたが、その通り全国出場が決まり嬉しい。全国では実力を出し切って、頑張ってもらいたい」とエールを送った。
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