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大和 人物風土記

公開日:2023.02.17

女子マラソンの国際大会で「おもてなしタキシード隊」として活動する
杉山 敬太郎さん
つきみ野在住 42歳

限界作らず 常に挑戦

 ○…3月12日に愛知県で開催される世界最大規模の女子マラソン大会「名古屋ウィメンズマラソン2023」に変わった形で「出場」が決まった。大会スポンサーのティファニーが作った記念アクセサリーをゴールしたランナーに贈る「おもてなしタキシード隊」のメンバー50人に選ばれた。写真選考などを経て得た大役に「滅多にできない経験なので、役目を楽しみながらしっかり務めたい」と意気込む。

 ○…宮城県に生まれた。幼いころから箱根駅伝が大好きで、中学に進むと陸上部に所属した。しかし、周りは健脚ぞろいですぐに挫折を味わった。部活動から足は遠のき「ほぼ幽霊部員で3年間が終わりました」。この経験を払拭しようと、高校ではラグビー部に。「大柄な選手に足で勝とう」と走力に磨きをかけ、3年の時、50mを5・9秒で走り部内一の韋駄天となった。

 ○…レギュラーを勝ち取ったラグビー部での経験から自信とスポーツの楽しさを覚え、大学では「タッチフット」という球技に挑戦、全国大会にも出場した。社会人となってからは、陸上競技を再開。昨年、35歳以上の選手が競う「マスターズ陸上競技選手権」に出場し、三段跳びなどで3個のメダルを獲得した。スポーツと隣り合わせの人生について「限界は作らず常に挑戦。気持ちが続く限り、体を動かしたい」と笑顔で前を向く。

 ○…30歳を過ぎて結婚し、2015年に大和市に移り住んだ。家庭では優しいパパの顔も持つ。普段は自宅でも筋トレや食事管理に余念がないが、「すべては妻の理解と協力があってこそ」と頭を下げる。ウィメンズマラソンの当日は、伴侶への感謝の気持ちと大好きなスポーツに対する敬意を胸に、タキシードに袖を通すつもりだ。

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